夏の暑い時期を快適に過ごすためには、日差しを室内に入れない工夫が重要な要素となります。
日射が反射しやすい屋根や外壁に仕上げたり、通気層を設けたり、植物で緑のカーテンを作ったりすることで日射の遮蔽性能が高まります。また、日射熱の多くが窓から入ってくるため、ブラインドやシェード、軒、ひさしを付けることも効果的です。

ただし、日射の遮断にこだわりすぎると日当たりが悪くなり、暗い室内になってしまう可能性がありますので、バランスを見ながら設計や施工を行う必要があります。

昼間はできる限り照明器具を使わず、太陽の光だけで生活できるような明るい室内空間を作り出します。
基本的には窓から自然光を取り入れ、室内の奥までその光が届くような設計を考えます。例えば北側に天窓を設けたり、室内ドアを透明や半透明にしたり、欄間を設けたりする手法があります。

土地の向きや近接している家の建ち方などを考え、土地の個性を活かした設計を意識する必要があります。

多少立地が悪い状況でも、工夫次第で昼光を有効利用できます。